比婆山エリア



比婆山連邦は神話と伝説の地、比婆山を中心に1200m級の山々が脈々と連なる森林地帯です。峰々を結んで縦走路も整備され、原生林、野鳥、冬の樹氷等、山の魅力に溢れています。

春 : ダイセンキスミレ、リュウキンカ等
夏 : イワショウブ、ヤマボウシ等
秋 : リンドウ、マツムシソウ等

紅葉 : 例年9月下旬から10月下旬頃



比婆山御陵
西城町のシンボル、比婆山は、国生みの女神、伊邪那美命の御陵のある峰として伝えられています。古事記にも記され、山頂には、ブナの純林の中にひらけた円丘の中央に、樹齢千年を超える7本のイチイの老木に囲まれ、「奥津岩座」と呼ばれる苔むした巨石が横たわっています。





条溝石
比婆山一帯で数多く発見されている巨石には、幅5~10cm、深さ5~10cmの不思議な溝が樋状に規則正しく刻まれ、条溝石と呼ばれています。“御陵にかかる古代信仰の名残で呪術習俗の跡ではないか”とする説等、その存在は、神秘のベールに包まれています。






ブナの純林
比婆山から烏帽子山へかけての稜線付近は、草原の多い中国山地には珍しく、うっそうとしたブナの純林におおわれています。わが国のブナ林の南限としても重要な位置をしめる比婆山のブナ林は、日本海型、太平洋型の両方の型の中間を示す貴重なブナ林として、国の天然記念物に指定されています。



熊野神社
神の宿る山“比婆山”その南山麓にある熊野神社は、713年に創建されたといわれ、天に向かってそびえる55本の老杉群が社叢を形成し、広い信仰圏を誇った頃の面影を残しています。老杉の巨木群のなかには幹の周りが8mを超すものもあり、広島県の天然記念物に指定されています。











鳥尾の滝
白耆の鳥上山に対して比婆山を鳥尾の峰といい、鳥尾の峰に対してこの滝を鳥尾の滝と呼びます。別名「那智の滝」ともいわれる。













熊野の大トチの木
根回り12.2m、樹高30m、根元から2本の巨幹に別れ基幹に30人ほどの人が入れる大きな空洞が有る日本有数の巨木です。トチの木は、初夏のころ美しい花が咲き、秋に熟する栗に似た実は食べられます。








県民の森
広島県民の森は、明治百年記念事業の一環として整備が進められ、比婆山国定公園のほとんどが指定され、県民の憩いの場、青少年の野外活動の場として比婆山連峰を縦走できる登山道、スキー場、キャンプ場などが整備され四季を通じたレクリエーション基地として親しまれています。



県民の森スキー場
県内一の雪質を誇るスキー場で、最も春遅くまでスキーを楽しめることでしられています。